ヴォイスコーチ半沢健がお届けする、
「誰でも」「簡単に」「自分で」できる声トレのコツ。
今回は、声の表情を支える筋肉についてお話しますね。
ところで、「声に表情がある」って不思議だと思いませんか?
でも、「声色」とはよく言ったもので、ちゃんと声には表情(表現)が
付いているんですよ。
例えば、猫撫で声、ハスキーヴォイスなど、具体的には出せなくても、
なんとなく想像がつく声色のコエってありますよね。
では、簡単に声に表情をつけるコツ、それは
「口角を上げ目にして話す」です。
まずは、体験してみましょう。
顔には、無数の「表情筋」と呼ばれる筋肉が付いています。
その中のひとつに「口角」と呼ばれる部分があります。
(上唇と下唇のつなぎ目から頬骨にかけて、と思ってください。)
(医学的には違うのかも、 簡単に説明するためにあえてこう言いますね)
まず、その口角をリラックスさせるトレーニングをします。
(私は「口角体操」と呼んでいます)
- 口角を両側外に引っ張るように上げる
- 1秒後に元の位置に戻す(元の顔に戻す)
- 再度1.を行う
- 再度2.を行う
- 慣れてきたら、切替えをペースアップ(0.5秒位)
- これを30秒ほど行う
次に、話をする時に、少し笑っているような感覚で相手に
話しかけてみます。
ムリに笑う必要はありません。
すると、顔は、さっきの体操を覚えているので、筋肉が緊張せずに
適度な位置に口角を持っていってくれます。
相手には、とても自分を受け取ってくれているような安心した気分を
与えることができます。
表情筋を鍛える方法は他にもありますが、これが一番手っとり早いです。
皆さんも、是非おためしください!