先日、体験セッションの際に衝撃を受けた質問を紹介します。
クライアントAさん「あの、風邪引いた時にボイトレできる方法ってありますか?冬になると必ず風邪を引くんで、その対策を取りたいんです」
隊長「結論から言うと、条件付きであります、ですね。体調と解釈の問題もありますけど・・・」
そもそも、なぜ風邪を引いた時にもボイトレしなきゃいけないのかという根本的な問題は置いといて、
当ブログをご覧の皆さまにも、風邪を引いた時でも出来る訓練方法をお伝えしたいと思います。
まず、風邪っぴきのときに基本的に声帯を発声で使う訓練はNGです。(当たり前と言えば当たり前なのですが、ストイックな方はこの当たり前を簡単に越してしまいますので、念のため^^;)
ますます声帯が荒れますし、第一風邪っぴきの時に、身体に負荷をかけるような発声練習する気力は普通の人は無いです。
では、できることは何か。
それは、深呼吸です。
普段なら声の通り道を意識して、とか細かいことを言ったりするのですが、風邪っぴきの時はそんなこと気にしなくて大丈夫。
咳が出るようだったら無理無理しなくとも構いませんが、身体が楽な体制を確保して(仰向けにリラックスして寝るのが一番)
1.鼻からゆっくり息を吸い込む
2.口からゆっくり息を吐き切る
3.1⇒2を10回程度くりかえす
※1.2.の過程は、身体に負荷をかけない程度に、可能なかぎりゆっくりと。3~5秒かけて出し入れできればベスト。体調を身体に訊きながらやってください。
要は、酸素をたくさん吸い込む、吸ったり吐いたりの力を保つ、ということですね。体調回復にも役立つと思います。
声を出さなくても、発声のために役立つトレーニングはある訳ですね。
あなたが、「声を出すのがボイトレだ!」と感じているのなら、当方の見解としては風邪引きの時のボイトレはNG、です。
いづれにせよ風邪引きの時は、あまりストイックにならずに、身体を休めるのが、一番ベストだとは思うのですが・・・
そんな特殊な事情に置かれた方へ、このブログをお贈りします。