ヴォイスコーチ半沢健がお届けする、
「誰でも」「簡単に」「自分で」できる声トレのコツ。
今回は、声の表現の効果を助ける間(ま)の取り方について
お話します。
皆さん、人前であいさつをされたことはありますか?
例えば、自己紹介をするときに、まずは
「おはようございます(こんにちは)」と一声かけた上で
「半沢健と申します。」と名乗ることとします。
この時に、「おはようございます」と「半沢健と申します。」と
名乗るつなぎ目の間を、あなたはどうやって処理しますか?
連続して話してしまいますか?
それとも間髪いれず、(具体的には0.1秒)話しはじめますか?
ここからは、音の性質を活かした、上手にコミュニケーションを
取る方法の説明になります。
実は、2つとも正解とは言えません。
上手な間合いの取り方としては、
まずは、少し大き目の声ではっきりと「おはようございます」と
言ったあとに、
その音声が相手に届き、その話した内容が脳で理解されるまで
少し長めに間を取る必要があります。
場合によっては、「おはようございます」と相手が返礼してくれる
かもしれません。
返事が返ってこなければ、それを確認してから名乗りはじめる。
返事が返ってくれば、それを充分に受け取ってから話しはじめる。
相手は、心地よく、次のあなたの話に耳を傾けてくれるでしょう。
音は、光よりも、波長が長く、空気中の進行が遅い波動です。
普段視覚に頼っている私たちは、どうしても光の間で行動を
起こしがちです。
しかし、上手に間を取れる人は、音の性質を知り、音の間で
コミュニケーションしているのです。
上手な間の取り方、ぜひトライしてみてください♪